――長岡の冬とウインターブルーの話
雪が消えてきて、心も少しずつ安定してきた
――長岡の冬とウインターブルーの話
冬が終わりに近づき、道路脇に積もっていた雪が少しずつ消えてきた。
それに合わせるように、ここ最近、自分の精神状態も静かに落ち着いてきている。
新潟県、特に 長岡市 で暮らしていると、
冬の影響は単なる「寒さ」や「雪かき」だけでは終わらない。
心の調子にも、確実に影響が出る。
雪国の冬は、心を内側に閉じ込めやすい
長岡の冬は長い。
雪が降り始めると、景色は白一色になり、空は重く、外出も億劫になる。
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日照時間が短い
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雪で移動が制限される
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予定が立てにくく、先が見えにくい
こうした状況が何か月も続くと、
知らないうちに気分が沈み、考え方が内向きになっていく。
これは「気合が足りない」わけでも、「性格の問題」でもない。
ウインターブルーは、雪国では珍しいことではない
冬になると気分が落ち込みやすくなる状態は、
一般に「ウインターブルー(冬季うつ)」と呼ばれる。
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気力が出ない
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眠気が強い
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何をするにも重く感じる
こうした変化は、
日照不足や生活リズムの乱れと深く関係していると言われている。
長岡のような豪雪地帯では、
ウインターブルーは決して特別なものではなく、
誰にでも起こりうる、ごく自然な反応だ。
雪が消えると、心も動き出す
春が近づき、道路が見え、アスファルトの色が戻ってくると、
不思議なことに、心も少しずつ動き始める。
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外に出ても大丈夫だと思える
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光を感じる時間が増える
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「止まっていていい」という感覚から解放される
雪が消えるという変化は、
単なる季節の移り変わりではなく、
心にとってのサインでもある。
「最近、前より落ち着いている」
そう感じられるだけで、それは十分な回復の兆しだ。
無理に元気になろうとしなくていい
春が近づくと、
「そろそろ元気にならなきゃ」
「動き出さなきゃ」
と焦る気持ちが出てくることもある。
でも、ウインターブルーからの回復は、
急にスイッチが入るようなものではない。
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今日は少し楽
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昨日より考えが整理できる
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外の空気を吸ってもつらくない
そんな小さな変化を感じられたら、それでいい。
雪解けと同じで、
心の重さも、時間をかけてゆっくり溶けていく。
長岡で暮らすからこそ、心の変化に優しくなりたい
雪国で生きるということは、
毎年、自然に振り回されながら暮らすということでもある。
だからこそ、
冬に調子を崩した自分を責める必要はない。
春になって少し楽になるのも、
環境が変わった結果であり、
自分が弱かったわけではない。
おわりに
雪が消えてきて、精神状態も安定してきた。
それは、とても静かで、確かな変化だ。
ウインターブルーは、
雪国で暮らす多くの人が経験する、季節性の揺らぎにすぎない。
焦らず、比べず、
今、少し楽になっている自分を認めてあげよう。
雪解けのように、
心もまた、自然のリズムの中で動いていくのだから。

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